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【結論】パンジーとビオラはどっちが育てやすい?育て方の違いを解説

【結論】パンジーとビオラはどっちが育てやすい?育て方の違いを解説
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さくら
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パンジーとビオラはどっちが育てやすい?購入時期や苗の選び方は?

秋冬のガーデニングで人気のパンジーとビオラですが、見た目が似ているため、パンジーとビオラはどっちが育てやすいのか迷いますよね。ビオラに似た花、パンジーと似てる花としてよく挙げられますが、実は花の大きさや耐寒性に違いがあります。

この記事では、そもそもスミレとパンジー、ビオラの違いは何か、パンジーの仲間の花にはどんな種類があるのかを解説します。

さらに、基本的な育て方からおしゃれな寄せ植えのコツ、贈り物にも使えるビオラの花言葉まで、詳しくご紹介。あなたのガーデニングライフに役立つ情報が満載です。

記事のポイント
  • パンジーとビオラの簡単な見分け方
  • 初心者でも失敗しない育て方
  • 購入に最適な時期と良い苗の選び方
  • 寄せ植えをおしゃれに見せる組み合わせ

パンジーとビオラ どっちが育てやすい?基本の違い

パンジーとビオラ どっちが育てやすい?基本の違い
画像イメージ:花庭
この章のポイント
  • パンジーとビオラは似てる花?見分け方
  • スミレ、パンジー、ビオラの違いとは?
  • 冬越しに重要な耐寒性の比較
  • 贈り物にも?ビオラの花言葉
  • パンジーの仲間の花もチェック

パンジーとビオラは似てる花?見分け方

パンジーとビオラは似てる花?見分け方
画像イメージ:花庭

パンジーとビオラ、どちらも秋冬の庭を彩る主役ですが、パッと見ただけでは区別がつきにくいかもしれません。結論から言うと、一番分かりやすい違いは「花の大きさ」です。

植物学上はどちらも同じスミレ科スミレ属の植物で、明確な分類はありません。しかし、園芸の世界では見た目の印象や使いやすさから、便宜上、花の大きさで区別するのが一般的になっています。

具体的には、花の直径が5cm以上のものをパンジー、4cm以下のものをビオラと呼ぶことが多いです。ただ、品種改良が進んだ現在では、小輪のパンジーや大輪のビオラも登場しており、この境界は少し曖昧になっています。

花の大きさ以外にも、ビオラの方がパンジーよりもたくさんの花を咲かせる「多花性」という特徴があります。こんもりと茂り、株を覆うようにたくさんの小花が咲くのがビオラ、一つひとつの花が大きく存在感があるのがパンジー、と覚えておくと良いでしょう。

比較項目パンジービオラ
花の大きさ(目安)直径5cm~10cm以上直径2cm~4cm
特徴一輪が大きく華やかで存在感がある小花がたくさん咲き、こんもり茂る
花数少なめ多い(多花性)
印象ゴージャス、インパクトがある可憐、ナチュラル

どちらを選ぶかは、どのような雰囲気の庭にしたいか、寄せ植えの主役にしたいのか、それとも他の花を引き立てる名脇役にしたいのか、といった用途によって決めると失敗がありません。

スミレ、パンジー、ビオラの違いとは?

スミレ、パンジー、ビオラの違いとは?
画像イメージ:花庭

パンジーやビオラのルーツをたどると、「スミレ」に行き着きます。よく似た3つの植物ですが、その関係性を知ると、それぞれの個性がより深く理解できます。

まず、パンジーとビオラは、ヨーロッパ原産の野生のスミレ(サンシキスミレなど)を元に、人間が観賞用に品種改良して作り出した園芸品種です。つまり、スミレが「親」で、パンジーとビオラが「子」のような関係と考えると分かりやすいでしょう。

一方で、日本で「スミレ」というと、野山に自生している在来種を指すことが多いです。これらの野生種のスミレと園芸品種であるパンジー・ビオラには、見た目や性質にいくつかの違いがあります。

大きな違いとして、パンジーやビオラは秋にタネをまいて春に花を咲かせ、夏には枯れてしまう「一年草」として扱われるのが一般的です。

対して、野生のスミレの多くは、毎年同じ場所で花を咲かせる「多年草」です。また、花びらの形も、パンジーやビオラが丸みを帯びているのに対し、野生のスミレはやや先が尖っているものが多く、より野趣あふれる印象を与えます。

豆知識:サンシキスミレ(三色菫)

パンジーの和名は「サンシキスミレ」ですが、これは原種の一つであるヨーロッパの野生種 Viola tricolor (サンシキスミレ) に由来します。

現在の華やかなパンジーは、このサンシキスミレを含む複数の野生種を交配して生まれたもので、厳密には原種そのものとは異なります。

冬越しに重要な耐寒性の比較

冬越しに重要な耐寒性の比較
画像イメージ:花庭

パンジーもビオラも、冬の寒さに強く、霜や雪にも耐えることができる丈夫な植物です。そのため、冬の寂しくなりがちな花壇を彩る貴重な存在として重宝されています。

ただし、どちらがより寒さに強いか」と聞かれれば、一般的にはビオラに軍配が上がります。

その理由はいくつか考えられます。まず、ビオラはパンジーに比べて花が小さく、株全体がコンパクトにまとまりやすい性質があります。

このため、花が凍結して傷むリスクがパンジーよりも少ないのです。また、地面に近い低い位置で花が咲くため、冷たい北風や強い寒波の影響を受けにくいとも言われています。

冬場の管理で注意すべき点

いくら耐寒性が強いといっても、注意点はあります。特に、鉢やプランターで育てている場合、土が凍結と融解を繰り返すと根が傷んでしまうことがあります。

また、冬場の夕方以降の水やりは、夜間の冷え込みで土が凍る原因になるため避けましょう。水やりは、気温が少し上がってくる午前中に行うのが基本です。

もちろん、パンジーの中にも「よく咲くスミレ」シリーズのように、耐寒性が高く冬でも元気に咲き続けるよう改良された品種がたくさんあります。そのため、一概に「パンジーは寒さに弱い」というわけではありません。

しかし、特に寒さの厳しい地域や、ガーデニング初心者で管理に不安がある場合は、ビオラを選ぶとより安心かもしれません。

贈り物にも?ビオラの花言葉

贈り物にも?ビオラの花言葉
画像イメージ:花庭

可愛らしい姿のビオラには、その見た目にぴったりの素敵な花言葉が付けられています。花言葉を知っていると、自宅で楽しむだけでなく、ちょっとしたプレゼントとして贈る際にも、気持ちを込めることができて素敵です。

ビオラ全体の代表的な花言葉は「誠実」「信頼」「忠実」「少女の恋」などです。控えめながらも次々と花を咲かせる健気な姿が、誠実さやひたむきな思いを連想させるのかもしれません。

さらに、ビオラは花の色によっても異なる花言葉を持っています。贈る相手や伝えたいメッセージに合わせて色を選ぶのも楽しいでしょう。

花の色花言葉
思慮深い、誠実
純粋、無垢
小さな幸せ、田園の喜び
オレンジ天真爛漫、無邪気
純愛、誠実な愛
パンジーの花言葉との違い

ちなみに、パンジーの代表的な花言葉は「もの思い」「私を思ってください」です。花の模様が物思いにふける人の顔のように見えることや、少しうつむき加減に咲く姿に由来すると言われています。

ビオラの「誠実な愛」とは少し違った、ロマンチックな意味合いが強いのが特徴です。

パンジーの仲間の花もチェック

パンジーの仲間の花もチェック
画像イメージ:花庭

パンジーとビオラは、長年にわたる品種改良の結果、驚くほど多様な姿を持つ仲間たちが登場しています。定番の形だけでなく、個性的な品種を知ることで、ガーデニングの楽しみ方がさらに広がります。

ここでは、特に人気の高いユニークな品種のタイプをいくつか紹介します。

花びらの縁が波打つようにフリル状になるタイプです。まるでドレスのフリルのように豪華で、一株植えるだけで花壇が非常に華やかな印象になります。

サトウ園芸の「ローブ・ドゥ・アントワネット」や花日和さんの「シエルブリエ」などが有名で、毎年入手困難になるほどの人気を誇ります。

花びらが幾重にも重なって咲くタイプで、バラやカーネーションのようなボリューム感があります。一般的なパンジーのイメージとは一線を画す、ゴージャスな姿が魅力です。

咲き始めから咲き終わりにかけて、花の色が徐々に変化していく不思議な品種も存在します。「天使の誘惑」のように、クリームイエローからライトパープルへと変わっていく様子は、日々の観察を楽しくさせてくれるでしょう。

ビオラの中でも特に花のサイズが小さいタイプです。直径1cm程度のとても小さな花を株いっぱいに咲かせます。その可憐な姿は、小さな鉢植えやハンギングバスケット、寄せ植えの隙間を埋めるのに最適です。

最近では、アンティークカラーやくすみカラーといった、シックでおしゃれな色合いの品種もたくさん登場しています。お気に入りの一株を見つけるのも、パンジー・ビオラ選びの醍醐味ですね。

パンジーとビオラ どっちが育てやすい?育て方のコツ

パンジーとビオラ どっちが育てやすい?育て方のコツ
画像イメージ:花庭
この章のポイント
  • いつ買う?苗の購入時期と選び方
  • 基本的な育て方のポイント
  • 寄せ植えを楽しむコツ
  • 初心者にもおすすめの人気品種4選

いつ買う?苗の購入時期と選び方

いつ買う?苗の購入時期と選び方
画像イメージ:花庭

丈夫な株を育て、春までたくさんの花を楽しむためには、最初の「苗選び」が非常に重要です。適切な時期に、健康な苗を選ぶことが成功への近道です。

9月頃から園芸店に苗が並び始めますが、購入するのは少し待って、10月中旬から11月頃がベストシーズンです。パンジーやビオラは涼しい気候を好むため、まだ残暑が厳しい時期に植え付けてしまうと、暑さで株が弱ったり、茎が間延びしたりする原因になります。

日中の最高気温が20℃を下回るようになってから購入するのが、失敗しないためのポイントです。

お店に並んだたくさんの苗の中から、元気で将来有望な株を見分けるには、以下の点をチェックしましょう。

  • 茎が太く、株元ががっしりしているか
    ひょろひょろと徒長しておらず、根本がしっかりしているものを選びます。
  • 葉の色が濃く、生き生きしているか
    黄色くなった下葉が少なく、病害虫の被害がないか確認しましょう。
  • 葉と葉の間隔(節間)が詰まっているか
    節間が間延びしているものは日照不足で育った可能性があります。
  • 蕾がたくさんついているか
    今咲いている花の数よりも、これから咲く蕾の数が多い方が長く楽しめます。
  • ポットの底穴から白い根が見えているか
    根がしっかり張っている証拠です。黒ずんだ根は根腐れの可能性があるので避けましょう。

ついたくさん花が咲いている苗に目が行きがちですが、重要なのはこれからの成長力です。これらのポイントを参考に、じっくりと健康な苗を選んでください。

基本的な育て方のポイント

基本的な育て方のポイント
画像イメージ:花庭

パンジーとビオラは、どちらも非常に育てやすく、ガーデニング初心者にもおすすめの花です。基本的なポイントさえ押さえれば、購入した苗を春まで元気に咲かせ続けることができます。ここでは、長く楽しむための4つの重要な育て方のコツをご紹介します。

パンジーとビオラは、日光が大好きな植物です。日当たりと風通しの良い場所で育てるのが基本となります。日光が不足すると、茎がひょろひょろと間延びしてしまい(徒長)、花付きも悪くなってしまいます。

1日最低でも5〜6時間は直射日光が当たる場所に置いてあげましょう。ただし、半日陰(日照時間が3〜4時間程度)の環境であれば、パンジーよりもビオラの方が比較的育ちやすい傾向があります。

水やりの基本は土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えることです。常に土が湿っている状態は根腐れの原因になるため、必ず土の乾き具合を確認してから水やりをしてください。

前述の通り、冬場は気温の低い夕方以降を避け、暖かい日の午前中に水やりを済ませるのが凍結を防ぐポイントです。

パンジーとビオラは、秋から春まで半年近くもの間、次々と花を咲かせ続けます。そのため、たくさんのエネルギーを必要とし、肥料切れを起こすと花数が減ったり、花が小さくなったりします。

植え付けの際には、元肥として緩効性肥料(かんこうせいひりょう)を土に混ぜ込みます。その後は、月に1回程度、同じ緩効性肥料を株元に追肥しましょう。さらに、開花が盛んになる時期には、週に1回程度のペースで即効性のある液体肥料を水やり代わりに与えると、より多くの花を楽しむことができます。

これは最も重要な作業の一つです。咲き終わってしおれた花をそのままにしておくと、植物は種を作るためにエネルギーを使い始め、新しい花を咲かせる体力がなくなってしまいます。

咲き終わった花(花がら)は、花びらだけではなく、花の付け根の茎からこまめに摘み取りましょう。これにより、株の消耗を防ぎ、病害虫の発生を抑える効果もあります。

寄せ植えを楽しむコツ

寄せ植えを楽しむコツ
画像イメージ:花庭

パンジーやビオラは単体で植えても十分に可愛いですが、他の植物と組み合わせる「寄せ植え」にすることで、魅力が何倍にもアップします。初心者でもおしゃれな寄せ植えを作るコツは、役割の違う植物を組み合わせることです。

パンジーやビオラのように、こんもりと中心でまとまるタイプの花を「主役」とするなら、「脇役」となる植物をプラスしてみましょう。具体的には、以下のようなタイプの植物を組み合わせると、バランスが良く見えます。

  • 高さが出る植物:ストック、キンギョソウ、カルーナなど。縦のラインを強調し、寄せ植えに立体感を与えます。
  • 下に垂れる植物:アイビー、ワイヤープランツ、ディコンドラなど。鉢の縁から垂れ下がることで、動きと優雅さを演出します。

色の組み合わせも重要なポイントです。同系色(例:ピンクと紫)でまとめると上品で統一感のある印象に、反対色(例:黄色と紫)を合わせると互いの色が引き立ち、華やかでインパクトのある仕上がりになります。

まずは3種類程度の植物から始めてみると、失敗なくまとまりやすいでしょう。

どの植物を組み合わせれば良いか迷ったら、園芸店で苗をポットのままカゴに入れて、実際に並べて色や形のバランスを見てみるのがおすすめです。イメージが湧きやすくなりますよ。

初心者にもおすすめの人気品種4選

初心者にもおすすめの人気品種4選
画像イメージ:花庭

毎年たくさんの新品種が登場するパンジーとビオラ。どれを選んだら良いか迷ってしまう方のために、ここでは特に「育てやすさ」と「人気の高さ」を兼ね備えた、初心者にもおすすめの代表的なシリーズ品種をいくつかご紹介します。

その名の通り、パンジーの華やかさとビオラの多花性を併せ持った、非常に人気の高いシリーズです。中輪サイズの花が、寒い冬の間も休みなく次々と咲き続けます。

株張りも良く、コンパクトにまとまりながらボリュームが出るため、花壇やプランター植えに最適です。豊富なカラーバリエーションから選べるのも魅力です。

一つの花の中に複数の色が混じり合う、幻想的なグラデーションが美しいシリーズです。見る角度や光の当たり方によって表情が変わり、飽きることがありません。花付きも非常に良く、丈夫で育てやすい点も人気の理由です。

フリル咲きビオラの代表格で、アンティーク調の絶妙な色合いが特徴です。豪華でありながらどこか優しげな雰囲気で、毎年多くのファンを魅了しています。花付きが抜群に良く、寒い冬でもこんもりとドーム状に咲き誇ります。

淡いパステルカラーが中心の、柔らかで優しい雰囲気を持つビオラのシリーズです。「ももか」シリーズよりもさらに花数が多く、株がコンパクトにまとまるのが特徴。どんな花とも相性が良く、寄せ植えの名脇役としても大活躍します。

これらのシリーズは、全国の多くの園芸店で取り扱いがあり、比較的入手しやすいのも嬉しいポイントです。まずは定番の人気品種から育ててみるのも良いでしょう。

パンジーとビオラはどっちが育てやすい?育て方の違いまとめ

  • パンジーとビオラの違いは主に花の大きさ
  • 園芸上は区別されるが学術的には同じ仲間
  • パンジーは花径5cm以上で華やかな印象
  • ビオラは花径4cm以下でたくさんの花が咲く多花性
  • 耐寒性はビオラの方がやや優れているとされる
  • どちらも育てやすいが初心者にはビオラが特におすすめ
  • 日当たりと風通しの良い場所で育てることが基本
  • 水やりは土の表面が乾いてからたっぷりと与える
  • 冬場の水やりは凍結を防ぐため暖かい午前中に行う
  • 長期間咲くため開花中は肥料切れに注意が必要
  • 咲き終わった花がらはこまめに摘み取ることが長く咲かせる最大のコツ
  • 苗の購入は涼しくなる10月中旬から11月頃が最適
  • 良い苗は茎が太く葉色が濃く根がしっかり張っているものを選ぶ
  • 寄せ植えは性質の違う植物と組み合わせると魅力が増す
  • 半日陰のような日照時間が短い環境ではビオラの方が育ちやすい
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sakura
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こんにちは、「花庭」を運営している園芸好きのさくらです。

季節の花やハーブ、野菜を育てながら、日々の小さな発見をこのブログに綴っています。

初心者さんにもわかりやすく、気軽に園芸を楽しめるような内容を目指しています。

どうぞよろしくお願いします!
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